Oracle Globally Distributed Databaseは、データセットのセグメントを複数のデータベース(シャード・データベース)に分散し、オンプレミスまたはクラウド上のさまざまなコンピュータに配置します。また、グローバルに分散した直線的にスケーラブルなマルチモデル・データベースを実現します。専用のハードウェアとソフトウェアは不要です。Oracle Globally Distributed Databaseは、強力な一貫性、SQLのフルパワー、構造化データと非構造化データのサポート、およびOracle Databaseエコシステムを提供しながら、これらすべてを実行します。また、データ主権要件を満たしており、低レイテンシと高可用性を必要とするアプリケーションをサポートしています。
Oracle Databaseをノード、地域、国をまたいで自動的に分散し、データ・レジデンシー、非常に高い可用性、パフォーマンスのニーズへの対応を支援します。
この新しいOracle Globally Distributed Databaseサービスの詳細を独占的にご紹介します。
Oracle BlueKai Data Management Platformは、Oracle Globally Distributed Databaseを使用してペタバイト級のデータを格納し、1つのデータベースで毎秒数百万トランザクションまで拡張できます。
ミッションクリティカルなアプリケーション向けに設計されたRaftレプリケーションとActive-Active-Active分散データベース・アーキテクチャにより、数秒で迅速なフェイルオーバーを実現し、障害時のデータ損失の排除を支援します。
AI、トランザクション処理と分析用の独立したきめ細かくスケールされたデータベース・コンピュートとストレージ容量、データ取り込み率により、パフォーマンスのボトルネックを削減します。
地域に応じて、データ、レプリカ、バックアップ、暗号化キーの自動データ分散とアクセスポリシーを導入することで、データ・レジデンシーに関する要件を支援します。
すべてのシャードはアプリケーションに表示され、単一の論理データベースとして管理されるため、アプリケーション開発とデータベース管理が簡素化されます。サポートされるOracle AI Databaseのワークロードとデータ型には、リレーショナル、AIベクトル、JSON、Graph、およびSpatialがあります。
他の主要な分散データベースよりも多くのデータ分散およびレプリケーション方法から選択できるため、さまざまなアプリケーション要件や業務要件に容易に対応できます。
OCIではGlobally Distributed Autonomous AI DatabaseとGlobally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureを、マルチクラウド環境ではOCI上のOracle AI Databaseサービスを、顧客のデータセンターではOracle AI Database Enterprise Editionを使用します。
Oracle Shardingは、データを目的のシャードに自動的に配置するため、データを手動で準備する必要はなく、時間を短縮できます。
ダウンタイムおよびデータ損失なく、シャードを追加および削除し、データを再シャーディングできます。
お客様は、シャード・カタログによって、シャード・データベース内のすべてのシャードを1つの論理データベースとして管理できます。
Oracle ShardingはOracle Databaseのクライアント・ドライバでネイティブにサポートされています。開発者は、シャード・データベースを1つの論理データベースとして扱い、アプリケーション開発を簡素化できます。
シャード・データベースは、計画外の停止から保護されており、オンラインの計画的な運用のための機能を実装しているため、アプリケーションは厳しい可用性SLAを満たすことができます。
Oracle Database 21cでは、すべてのデータとREDOをローカルの永続メモリ(PMem)に保存できます。SQLはマッピングされた永続メモリ・ファイル・システムに保存されたデータで直接実行されるため、従来のディスク・ストレージへのIOコード・パスは不要です。
Globally Distributed Autonomous AI Databaseは、分散データベースのシェアード・ナッシング・スケーラビリティ、データ局所性管理、および極めて高い可用性と、Oracle Autonomous AI Databaseの完全自動化を組み合わせています。これにより、顧客がデータ・レジデンシーに関する要件を満たし、業務上不可欠なアプリケーションにサバイバビリティを提供し、クラウド規模のデータベース・パフォーマンスを実現できるよう支援します。
リソース:
Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureは、あらゆるタイプのOracle AI Databaseワークロードに対応する極めて高い可用性、パフォーマンス、スケーラビリティを提供します。各拠点では、データベースに最適化された共有コンピュート・リソースとストレージ・リソースのプールを使用するため、データをコピーすることなくパフォーマンスのスケーリングを実現できます。組織は、小規模で強力な構成、きめ細かな弾力的なスケーリング、使用量に応じた経済性によってコストを最小限に抑えることができます。
リソース:
OCI上に構築されたOracle Databaseは、Globally Distributed Database機能への組込みのアクセスを提供します。既存のOracle AI Databaseアプリケーションを変更することなく、分散データベースの使用を開始することができます。データベース・サーバー・ライセンスの利用は、ダウンタイムなしでいつでもスケールアップまたはスケールダウンできるため、ユーザーはコストを削減しながらパフォーマンスを最適化することができます。
Oracle AI Database Enterprise Editionに組み込まれているGlobally Distributed Databaseの機能を、デプロイ先で使用します。OCI、AWS、Azure、Google Cloudにまたがるデータベースの導入により、単一のクラウドの枠を超えて拡張できます。
Oracle AI Database Enterprise Editionに組み込まれているGlobally Distributed Databaseの機能を、デプロイ先で使用します。OCI、AWS、Azure、Google Cloud、顧客のデータセンターにまたがるデータベースの導入により、顧客により近い場所やクラウド・データセンターのない拠点に導入できます。
データをデータセンターに保管することで、データ・レジデンシーに関する要件、ネットワーク・レイテンシ、または高スループットの取り込み要件への対応を支援します。Oracle Globally Distributed Databaseは、自己管理プラットフォーム上でも、オラクルが管理するExadata Cloud@カスタマー・インフラストラクチャ上でも、必要な場所に導入できます。
オラクルは、Globally Distributed Databaseのオンプレミス導入について、以下の選択肢を提供しています。
「組み込みのRAFTベースのレプリケーションの導入により、新しいリリースではデータベースのシャーディングのコンセプトが新たなレベルのスケーラビリティとパフォーマンスを実現しています。リアルタイムに複数の地域にわたり分散およびレプリケーションされるグローバルなハイパースケールデータベースが現実のものとなり、その中のデータを複雑なルールに従って透過的にローカライズすることができます。」
KuppingerCole、リード・アナリスト兼最高技術責任者、Alexei Balaganski氏
「トランザクション・システムで成功するエージェントの導入は困難です。スケーリング機能を備えたOracle Globally Distributed Database on Exascaleは、容量に余裕を持たせることができるため、企業は自信を持ってAI時代のスケーリングを行うことができます。」
Constellation Research、バイスプレジデント兼プリンシパル・アナリスト
Holger Mueller氏
継続的な運用を実現し、計画的または非計画的なノード、ゾーン、リージョンの障害においても3秒以下のフェイルオーバーでデータ損失を削減します。
OCIリージョン全体にわたり、あるいはデータセンター内でデータを保存および管理し、データ・レジデンシーに関する要件を支援する一方で、アプリケーションと運用のための統一された単一のデータベース・ビューを維持します。
コンピュートとストレージを弾力的に追加することで、ペタバイト級のデータと毎秒数百万件のトランザクションを処理できるよう、シームレスにスケールアウトできます。
Exascaleのインテリジェントなデータベース対応高性能ストレージ上でコンピュートとストレージを分離し、ペタバイト級のデータでAIベクトル検索・分析を実行し、エージェント型AIのコア・バックエンド・サービスをサポートします。
OCIリージョンまたはプライベート・データセンター内のグローバル分散データベース・ノードをユーザーとデータベース・デバイスの近くに配置することで、応答時間を短縮します。
コスト効果の高いExascaleインフラストラクチャをOCIに導入するか、データセンターのスケーラブルなインフラストラクチャに導入することで、常時接続の可用性を導入し、データ・レジデンシーに関する要件に対応し、低いTCOを実現します。
Oracle AI Databaseサービスとライセンスに組み込まれているGlobally Distributed Database機能を使用して、すべての主要なハイパースケーラと自社のデータセンターにまたがるスケーラブルで可用性の高いソリューションを導入することにより、ロケーションの柔軟性を最大限に高めます。
コスト効果の高いExascaleインフラストラクチャ上のGlobally Distributed Exadata Databaseと、選択したソフトウェアまたはBYOL(Bring Your Own License)消費モデルを使用して、ピーク時の要求に合わせて常時稼働のワークロードのパフォーマンスを簡単にスケールアップし、その後はスケールダウンできます。
オラクルは本日、世界中のOracle Cloud Infrastructure(OCI)リージョンにわたり分散したミッションクリティカルなアプリケーションの導入を簡素化するために設計された、Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureの一般提供を発表しました。この専用のエンタープライズクラスのマネージド・クラウド・データベース・サービスは、複数のリージョンにわたりデータを自動的に分散、保存、同期するため、リージョンが停止してもアプリケーションはオンライン状態を維持できます。SQLをフルサポートし、グローバル・データ・アクセス、先端のスケーラビリティとパフォーマンス、データ・レジデンシーに対するさまざまなビジネス・ニーズをカスタマー・ニーズが満たせるように支援します。
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Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureの発表
Oracle Globally Distributed Exadata Database on Exascale Infrastructureに関する詳細なウェビナー
インターネット規模のアプリケーションの構築
