Oracle ZFS Storage Appliance ZS11-2

Oracle ZFS Storage Applianceは、オラクルのワークロードとクラウド統合用に最適化された、高パフォーマンスのエンタープライズ・ストレージ・システムです。統合ストレージシステムとして、単一プラットフォーム上でファイル、ブロック、オブジェクト・ストレージの統合を実現します。Oracle ZFSは、オールフラッシュの高いパフォーマンスとペタバイトのストレージ容量を組み合わせることで、すべてのワークロードを最高速度で実行できます。データベースIOの自動優先順位付け機能を含む、組み込みのOracle Database統合機能により、IT部門はワークロードのパフォーマンスを最適化し、管理を削減して、総所有コスト(TCO)を低く抑えることができます。

OCIのZFS Storage–High Availabilityのご紹介

Oracle ZFS Storage–High Availability 仮想アプライアンスが OCI Marketplace でリリースされたことは、従来のオンプレミスワークロードをクラウドに移行する上での重要な前進となります。

OCI Marketplaceで、Oracle ZFS Storage–High Availability仮想アプライアンスにアクセス可能に

ZFS Storage-High Availabilityイメージは、ベアメタルまたは仮想マシン・インスタンスとして構成可能で、オラクルのお客様のワークロードをOCIに移行する際にサポートします。

オラクル、Oracle Cloud Infrastructureの新機能を追加

TechTarget社が、「ZFS Storage-High Availabilityは、クラウド・ストレージ用の一般的なファイルシステムのアップタイムを向上させる」と述べている理由をご覧ください。

製品の特徴

Oracleの統合

自動化により、管理者の作業負荷を軽減

Oracle Intelligent Storage Protocol(OISP)により、ZFS Storage Applianceはデータベース固有の情報に基づいてストレージのセットアップとチューニングを自動化し、ストレージ管理者のワークロードを最大70%削減することができます。

Database IO優先順位付けにより待ち時間を短縮

ZFS Storage ApplianceはOISPを使用してOracle DatabaseのIOに優先順位を付け、顧客ワークロードを加速させます。

キャッシュ管理でデータベースのバックアップを高速化

ZFS Storage Applianceは、OISPが提供する情報を使用したストレージキャッシュの自動管理により、顧客データベースのバックアップ・ウィンドウを削減します。

データベースの圧縮により、容量とスループットが向上

Oracleテクニカル分析(PDF)で示されているように、Oracle Database Hybrid Columnar Compression(HCC)は、一般的な顧客データウェアハウスと比較して、ストレージ容量とロード時間を90%以上削減します。

Oracle Cloud Infrastructureのオブジェクトストレージによりデータ転送が簡素化

ZFS Storage Applianceは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)と同じオブジェクトストレージ形式を統合し、ストレージ管理者がクラウドにスナップショットを簡単に作成できるようにして、ストレージの複雑さを軽減しデータ移行を簡素化します。


高いパフォーマンス

効率的なキャッシュによりアプリケーションのパフォーマンスが向上

Oracle ITのケーススタディ(PDF)で説明されているように、大規模なDRAMとフラッシュキャッシュを備えたスケーラブルな設計により、ZFS Storage Applianceは1秒当たりのIO(IOPS)レートを高く維持できるため、ITチームが最大8:1のストレージ統合を行う間も、顧客アプリケーションは最高速度で実行されます。

DRAM中心のアーキテクチャでより多くのVMをサポート

オラクル技術概要(PDF)で説明されているように、高スループットCPUと4TBのDRAMキャッシュを組み合わせ、ストレージシステムごとに数千台の仮想マシンをサポートすることで、データセンターの複雑さと管理コストを削減できます。

高並列設計によりスループットが向上

高速ネットワークを備え、高度に並列化されたハードウェアおよびソフトウェア・アーキテクチャにより、お客様はデータ集約型アプリケーションで18 GB/秒を超えるスループットを維持できます。

組み込みの最適化によりバックアップと復元を高速化

組み込みの最適化機能により、データ保護ワークロードを自動的に識別し、データの移動を最小限に抑えることで、最大123TB/時の復元スループットでデータ保護を高速化できます。これは、オラクルの技術概要資料 (PDF) でも紹介されています。

オールフラッシュ・ストレージで一貫したパフォーマンスを提供

最大8.8 PBの高性能オールフラッシュ・ストレージを備えた構成により、顧客アプリケーションを常に可能な限り最高の速度で実行できます。


管理の統合

使いやすいインターフェースにより生産性が向上

ポイントアンドクリック管理により、ストレージ管理者はストレージシステムのプロビジョニング、管理、およびトラブルシューティングを迅速に行うことができます。

組み込みの監視により管理を促進

統合されたリアルタイム監視と視覚化により、管理者はストレージの問題を迅速に解決できるようになり、顧客アプリケーションの最高パフォーマンスを実現できます。

効率的なレプリケーションにより運用効率が向上

ZFS Storage ApplianceまたはOracle Cloud Infrastructureへのデータのレプリケーションは柔軟かつ安全で自動化されているため、ストレージ管理者は顧客データの保護や、離れた場所でのプロビジョニングを容易に行うことができます。

APIで統合を簡素化

Oracle Enterprise Managerおよび業界標準のRepresentational State Transfer(REST)APIをサポートしているため、ITチームはZFS Storage Appliance管理を既存のデータセンター管理フレームワークと簡単に統合できます。

問題報告を自動化する保守性によりタイムリーな問題解決を実現

問題が発生した場合のOracle Serviceのアラートなどの自動化された監視とサービス通知により、組織のストレージ・ダウンタイムを最小限に抑えながら、ストレージ管理者のワークロードを簡素化します。


コア機能

DRAM キャッシュがストレージ I/O を削減

最大 4.6 TB の高性能 DRAM キャッシュにより、永続ストレージからの読み取り要求を最大 90% 削減し、アプリケーションの高速実行を実現します。この仕組みについては、ZFS Storage Appliance のアーキテクチャ概要 (PDF)でも解説されています。

オールフラッシュ構成でパフォーマンスを最適化

最大 8.8PB の高性能フラッシュストレージは DRAM キャッシュによって高速化されており、高スループットかつ低レイテンシが求められるお客様のアプリケーションを、常に最高のパフォーマンスで安定して実行できます。

ディスクベースの構成でコストを削減

現在、22TBおよび26TBドライブに対応しており、最大30PBの大容量ディスクストレージを提供します。さらに、最大4.6TBのDRAMキャッシュと1.4PBのフラッシュキャッシュを組み合わせることで、はるかに低コストでフラッシュ並みの高速性能をお客様に提供します。

高性能CPUによりワークロードを高速化

最大128コアのAMD® EPYC®プロセッサにより、ZFS Storage Applianceは数千のI/Oリクエストを同時に処理でき、要求の異なるお客様のワークロードも常に最高のパフォーマンスで実行できます。

スケーラブルなソフトウェアにより、I/Oのボトルネックを解消

ZFS Storage Applianceは、高度に並列化されたオペレーティングシステムを採用しており、より多くのI/Oリクエストを同時に処理することで、お客様のアプリケーションにおけるI/Oボトルネックを解消します。


接続性

ネットワーク接続ストレージにより展開を簡素化

NFS、SMB、FTPなどのネットワークファイル・プロトコル一式を備え、さまざまなアプリケーションが同じストレージを使用できるようにすることで、顧客のデータセンターの複雑さを排除します。

ユニバーサル・オブジェクト・ストレージにより移行が容易に

Swift、S3、およびOCIオブジェクト・ストレージ・サービスにより、ITチームはオンプレミスとクラウドのオブジェクトストレージ間でデータを簡単に移行できます。

高性能ブロックストレージでワークロードを高速化

ISCSI、ファイバーチャネル、およびRDMA over InfiniBandをサポートしているため、顧客アプリケーションは高性能ブロックストレージにアクセスすることができます。

緊密な統合でバックアップの複雑さを軽減

NDMP v3/v4およびZFS NDMPバックアップ・プロトコルが統合されたことにより、ストレージ管理者はバックアップデバイス上の顧客データを簡単に保護できます。

組み込みのディレクトリサービスにより接続が簡素化

NIS、LDAP、Active Directoryなどの統合ネットワーク・ディレクトリ・サービスにより、ITチームは共有ストレージへの接続を簡単に保護できます。

統合によりMicrosoft©サーバーへの接続を簡素化

Oracle ZFS Storage Applianceにより、Active Directory(AD)、Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Serverのバックアップなどの完全な統合セットを使用して、Microsoft環境を簡単にサポートできます。

高速ネットワークによりアプリケーションのパフォーマンスが向上

100Gb Ethernet接続をサポートしているため、Oracle Exadata、サーバー、およびバックアップデバイスを使用してデータに迅速にアクセスできます。


Oracle ZFS Storage Applianceのお客様事例

Oracle ZFS Storage Applianceのユースケース

  • データ集約型のワークロードの実行を高速化

    競合ソリューションと比較して、データ集約型のワークロードを最大で13倍高速化し、コストを20%削減します。

    Wetaの事例を読む

  • 安全なクラウドのためのサポートを簡素化

    Oracle Database、Oracle Private Cloud Applianceと精密な暗号化の統合型サポートにより、安全なクラウド環境で数千台の仮想マシンをサポートします。

    Secure24の事例を見る(1:39)

  • データ保護を加速

    Oracle Exadataで実行されているオラクルのデータベースを含む、あらゆるタイプの顧客データの保護に必要な時間を短縮し、バックアップと復元の高パフォーマンスを実現します。

    Tractor Supplyのビデオを見る(1:34)

2025年6月12日

Oracle ZFS Storage Appliance ZS11-2のご紹介

本日、オラクルは最新のOracle ZFS Storage ApplianceであるZS11-2を発表しました。これは、革新的なZFSファイルシステムとそのハイブリッド・ストレージ・プール・モデルを基盤とした、第8世代の統合ストレージ・プラットフォームです。

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