Oracle Compute Cloud@Customer Isolatedが機密性の高いワークロードを管理し、ミッションの成功を支援
Oracle Defense Tech Summit、テキサス州オースティン —2025年6月27日
(本資料は米国時間2025年 6月 17日にオラクル・コーポレーションより発表された プレスリリースの抄訳です)
オラクルは本日、安全性と主権性を兼ね備えたコンピュート・クラウド・サービス「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」を発表しました。このサービスはインターネットから切断可能で、政府機関や規制産業が機密データを扱ううえで必要とされる高度なセキュリティとコントロールを提供します。政府機関、防衛省や国防組織、情報機関に加え、通信業界や医療業界においても、「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」により、攻撃リスクの最小化、厳格な規制への準拠、そして国家安全保障の強化が期待されます。
オラクルのエッジ・クラウド製品管理担当バイスプレジデントであるマット・レオナルド(Matt Leonard)は次のように述べています。「国家の安全を守ることは、常にオラクルの最優先事項です。『Oracle Compute Cloud@Customer Isolated』は、クラウドやAIの利点を規制産業にもたらすとともに、あらゆる場所に柔軟に導入できる選択肢を提供します。」
「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」は、「Oracle Compute Cloud@Customer」で利用可能なコンピュート、ストレージ、ネットワーキング・サービスおよびツールと同等の機能を提供します。これにより、各組織はデータと基盤インフラの運用における主権性を維持しながら、AIの革新を加速し、業務効率の向上を図ることができます。本サービスはシングルラックからの導入が可能で、必要に応じてスケールアップできるため、特有のデータ主権要件を持つ場所においても、「OCI Compute」サービスをオンプレミスで迅速かつ隔離された状態で展開できます。これにより、防衛分野のお客様は、任務遂行の支援が求められるあらゆる現場で迅速にクラウド移行を開始することが可能となります。
オラクルの「Fast-Start」パスでは、「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」を6~8週間でオンプレミスに導入でき、将来的な「Oracle Cloud Isolated Region」構築への足がかりとしても活用できます。あるいは段階的なアプローチを選択し、戦術的エッジ・コンピューティングから「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」、さらにはハイパースケールかつエアギャップで隔離された「Oracle Cloud Isolated Region」へと移行することも可能です。「Oracle Cloud Isolated Region」はインターネットや他のクラウドから完全に分離されており、防衛分野に求められる主権性およびセキュリティ水準を実現する包括的な制御を提供します。
Fujitsu Defence and National Security の最高デジタル責任者(CDO)であるAndy Laidler氏は次のように述べています。「物流から指揮・統制に至るまで、デジタルサービスが任務遂行の要となる中で、部隊には任務に応じて柔軟に対応できる接続環境が求められています。Fujitsuの『Secure Cloud』ソリューションは、オラクルのあらゆる導入オプションを最大限に取り入れ、最も必要とされる場所に機能を届けています。『Oracle Compute Cloud@Customer Isolated』は、安全かつ分離された環境を提供し、あらゆる場所・あらゆる状況下でのデータへのアクセスを可能にすることで、ミッションの成功を支援してくれます。」
「Oracle Compute Cloud@Customer Isolated」は、今年後半より全世界で提供開始される予定です。
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。Oracle(NYSE: ORCL)について詳しくは、oracle.com をご覧ください。
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