金融、財務、金融犯罪規制コンプライアンスに対するオラクルのクラウド・サービスの5つのメリット

Oracle Financial Services、FCCMソリューション・コンサルティング北米責任者、Garima Chaudhary

Oracle Financial Services、マスター・プリンシパル・ソリューション・ディレクター、Christopher Graham

クラウド・テクノロジーの成熟により、金融機関は財務、金融、金融犯罪コンプライアンス機能をオンプレミス・システムから移行しつつあります。

Oracle Financial Servicesは、リスク、財務、収益性、金融犯罪コンプライアンスを対象とした評価の高いソリューション・スイート向けに、真のクラウド・ネイティブなSaaSサービスを提供しています。

Oracle Cloudのテクノロジーとイノベーションにより、次の5つのメリットが実現可能です。

1.エバーグリーンかつ安全なサービスと統合—全サービスにわたり定期的かつ頻繁なリリースが提供されるため、常に最新のサービスからより多くの価値を引き出すことができます。新機能を3か月ごと、あるいは6か月ごとのいずれのサイクルで導入されるかは、お客様の選択に委ねられています。金融サービスにOracle Cloud Servicesをご利用いただくことで、データおよびワークフロー・プロセスのセキュリティは万全です。セキュリティ・バイ・デザインを徹底したOracle Cloud Infrastructure(OCI)は、オラクルのセキュリティ・ファーストのアプローチに基づいています。Oracle Identity Managerを活用し、シングルサインオンをサポートするとともに、転送中および保存中の全データを暗号化します。オラクルのクラウドに対するモジュール式のアプローチは、リスク、財務、資金管理、金融犯罪コンプライアンスの各領域にまたがるアプリケーションの迅速な統合を実現します。お客様は、オンプレミスの異種ハードウェア上に散在するオラクル・アプリケーションのサイロを、単一のクラウド・インフラストラクチャへ統合できます。

2.組み込みテクノロジーによるイノベーションの加速—金融機関向けのOracle Cloud Servicesは、ビジネス変革を加速します。多様な事業領域やサービスに対応した組み込み分析機能へ即座にアクセスできるため、追加のデータマート構築、レポーティング、高度な分析プロジェクトやライセンスは不要です。

3.パフォーマンス強化と動的なスケーリング—予測可能なパフォーマンスにより、クラウド・ネイティブなアプリケーションからミッション・クリティカルなアプリケーションやデータベースに至るまで、Oracle Cloud上のあらゆるワークロードを確実にサポートします。金融機関は、オンプレミス環境と同等、あるいはそれを凌駕する次世代のSaaSパフォーマンスを享受できます。さらに、柔軟なインスタンス・プロビジョニング機能により、新たなサンドボックス環境を迅速に展開できます。

4.予測可能なOpEx(事業運営費)ベースの利用によるCapEx(設備投資)の削減—利用量、ユーザー数、またはインスタンスベースの指標に基づき、各サービスについて透明性の高い年間サブスクリプションをご利用いただけます。組織は、プラットフォーム全体でのデータ再利用や共通サービスの恩恵を享受しつつ、自らの判断で必要に応じてサービスを柔軟に増やしたり減らしたりすることができます。IT部門の観点からは、Oracle Cloudは、時に煩雑となりがちなハードウェア更新や生産能力計画のサイクルを完全に排除します。金融機関は、オンプレミスのインフラストラクチャ投資を削減し、利用状況に応じた予測可能なコスト管理を実現できます。

5.カーボン・フットプリントの低減とサステナビリティ—ビジネス・データおよびITサービスの大規模なクラウド移行は、よりサステナブルなデータセンターへのニーズを加速させ、データセンター事業者にとってエネルギー効率の高い設計原則の遵守を必須のものとしました。OCIの環境配慮型冷却戦略には、インテリジェントな建物管理システム、エコノマイザー、高効率チラー、チップ直接液冷、そしてデータセンター冷却システムのエネルギー効率を最大化するためのエアフロー・モデリングなどが含まれます。金融機関は、全データセンターのハードウェア・コンポーネントのライフサイクル評価とリフレッシュサイクルの最適化を通じて環境廃棄物を削減し、データセンターのカーボン・フットプリントを一層低減することが可能です。

Oracle Financial Servicesは、将来世代のニーズを損なうことなく、保険会社の現在のビジネス・ニーズの達成を支援します。さらに、SaaSの導入により、環境・社会・ガバナンス(ESG)の目標を意識しながら、コスト削減、セキュリティ強化、アジリティ向上といったメリットも享受できます。