Oracle Banking Enterprise Limits and Collateral Management Cloud Service

Oracle Banking Enterprise Limits and Collateral Management Cloud Service は、融資の組成およびサービス提供の迅速化、与信枠の事前審査、顧客へのエクスポージャーのリアルタイム追跡、そしてビジネスリスクの軽減を実現するエンタープライズ向けソリューションです。本ソリューションは、エンドツーエンドのライフサイクル管理をサポートし、銀行に対して目的に応じたインサイトを提供することで、より良い意思決定を可能にします。また、プロセスの標準化により、個別の業務能力を強化し、インテリジェントな自動化を通じてリアルタイムなコラボレーションを促進し、業務効率を向上させます。オラクルは、信用業務のために包括的なオープンAPIのセットを活用することで、パルソナに基づいた最適なユーザー・エクスペリエンスを提供し、効率性やビジネス価値を最大化します。


法人向けバンキングサービス全体にわたるエクスポージャー管理を一元化し、リスクをプロアクティブに監視

Enterprise Limits and Collateral Management Cloud Serviceの詳細

  • 40 種類以上の担保タイプをサポート
  • 担保タイプごとにヘアカット・マージンを設定し、融資可能価値を算出
  • 複数の担保をプール化し、それぞれの担保がプール内で占める割合を定義
  • 担保プールを与信枠/クレジットファシリティにリンク
  • プール内の担保の利用順序を指定可能
  • 希望する頻度で担保を再評価
  • 契約条項の遵守を支援し、それらを担保とリンク
  • 全体の担保利用状況と担保の指定に関する詳細情報を取得
  • エンタープライズ全体で、多通貨・多次元的な与信枠構造を使って、オンラインでリアルタイムにエクスポージャーを追跡
  • 階層構造のクレジットファシリティをサポートし、親枠の下に複数のサブファシリティ(下位枠)を設定可能
  • サブレベル数に制限のない、マルチレベルの階層型与信枠構造をサポート
  • 銀行の要件に応じて、商品・通貨・支店・顧客・期間などの各種制限を維持
  • 契約条項を管理し、ファシリティにリンクさせて追跡
  • ファシリティは、負債グループ(企業グループ構造)レベルおよび個別負債レベルで定義可能
  • 取引ごとの利用状況を追跡し、正確性を確保
  • 与信枠スケジュール、振込限度額、取引制限などの設定、および担保のリンク
  • 顧客・商品・事業部門・地域・業界別にエクスポージャーを追跡
  • すべての取引について、多通貨の限度額を一元的にオンラインで追跡
  • 信用エクスポージャーと直接リンクされたサブ限度額に対して、限度額のモニタリングを実施
  • あらゆる商品の利用状況をリアルタイムにオンラインで追跡
  • 特定時点での顧客の負債が、あらかじめ定義された限度内に収まっていることを保証

柔軟なプロセス設定:
業務プロセスをデジタル化し、プロセスモデルを再設計します。信用および担保のライフサイクル全体をデジタルでサポートします。信用・担保プロセスを包括的にカバーし、さまざまな製品や国固有のプロセス要件に合わせて構成可能な、複数の事前構成済プロセスを標準で提供しています。

顧客オンボーディングおよびサービス機能:
企業内の顧客データを利用するすべての事業体に対し、顧客情報をリアルタイムでオンライン管理するための信頼できる唯一の情報源を提供します。各法人顧客とその法的実体(子会社・国内外の拠点など)に対し、階層構造を定義し、各実体に関する包括的な情報をグラフィカルに表示します。

事前与信審査:
与信ポリシーを一度定義し、ファシリティ作成時にポリシーを継続的に追跡・監視します。与信提案は、与信プロセスの各段階でこれらのポリシーに対して検証されます。与信担当者は、ポリシー違反や遵守の状況を一目で把握できるため、必要に応じて例外的に承認したり、取引を却下するなど、必要な判断を下すことができます。

与信の監視:
与信リスク管理チームは、本サービスが提供する包括的な与信ダッシュボードを活用して、顧客全体の与信エクスポージャーを監視し、リスクを軽減できます。関係管理マネージャーは、単一の顧客360度ビューと関係管理ダッシュボードから、すべての申請手続きの開始と、すべての関係者とのフォローアップを行うことができます。

与信分析:
定性的・定量的な分析を通じて、詳細な与信審査を実施します。要件に基づき、ルールベースのフレームワークを用いて評価基準をパラメータ化します。パラメータごとに異なるスコアを定義し、与信分析をニーズに合わせてカスタマイズできます。

 

SaaS:
迅速なプロビジョニングで市場投入までの期間を短縮し、従量課金制モデルで初期コストを削減します。

パブリック・クラウ:
Oracle Cloudまたは任意のパブリック・クラウドでアプリケーションをホストします。

オンプレミス:
自社のデータセンターでアプリケーションをホストします。

Enterprise Limits and Collateral Management Cloud Service を選ぶ理由

オラクルのアプリケーション・スイートは、エンタープライズ向け与信枠および担保管理のための、完全かつ包括的なエンドツーエンドのソリューションです。このソリューションは、顧客の全体的な債務の維持と管理、担保の記録、ファシリティライン、そして付与されたファシリティに対する利用状況の追跡をサポートします。

01強化・一元化された顧客中心の与信枠管理

各法人顧客の法的エンティティ階層をより適切に管理するために、ファシリティと担保の概要を含む、すべての顧客与信データを統合された一つの画面で提供します。

02多層的かつ多通貨対応の与信枠追跡

複数の通貨での利用状況を一元的にオンラインで把握できます。顧客グループ全体としての与信枠と、個々のグループ内企業の与信枠の両方を設定し、それぞれがどのように利用されているかを追跡できます。

03リアルタイムのエクスポージャー管理

銀行のエクスポージャーをリアルタイムで監視・管理し、主要な利害関係者や規制当局に報告します。

04一元化された担保管理

担保の登録、維持、ライフサイクル全体の管理までを一貫して実現できるソリューションにより、効果的な与信管理を支援します。

ESGファイナンスが切り開く新たな機会とリスクの時代

オラクル、プロダクト・マネジメント担当、Tushar Chitra、Sunay Mruthyunjay、Swapnil Joshi、

環境・社会・ガバナンス(ESG)要素を投資判断に組み込む「サステナブル・ファイナンス」は、銀行にとって新たな収益源と成長の機会を豊富に提供します。顧客や規制当局からのESGファイナンスへの要求は高まっており、優れた戦略を持つ銀行にとっては極めて合理的なビジネスチャンスとなり得ます。

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