
アラブ首長国連邦のEmirates Health Servicesは、新型コロナウイルスのパンデミックに対応した革新的なプログラムを開発し、精神疾患の患者が治療を中断されることを防ぎました。
アラブ首長国連邦 | 医療機関
“We’re not just delivering medications to patients, we’re educating them. This is important for our hospitals that offer psychiatric services.”
新型コロナウイルスのパンデミックに襲われたとき、各国政府はロックダウンで対抗し、人々はウイルスの拡散を防ぐために家にいました。アラブ首長国連邦にあるEmirates Health Services(EHS)の医療従事者は、患者が自宅にいる必要性と同時に、慢性疾患の患者がこれまでどおり常用薬を受け取る必要があることも認識していました。
「ロックダウンは、新型コロナウイルス感染を防ぐために不可欠でした」と、医師でAl Amal Psychiatric Hospitalの薬局長を務めるGhariba Khamis Al Suwaidi氏は語ります。「しかし私たちは、治療を中断することで、本来避けることができた健康への悪影響が起きるのを防ぎたいと考えていました。長期処方薬への継続的なアクセスは、通常、病院で処方箋を受け取り、薬剤師がそれを確認して次の薬を渡す形で行われます。また、患者は自身の状態と薬に関する指導を受けます。」
パンデミック禍では、患者の安全性、利便性、満足度をほぼ損なうことなくサービスを提供できるよう、このプロセスを再設計する必要がありました。従業員は、Oracle HealthおよびCerner ITWorksチームと協力して、患者が継続的な薬の受取りに関して最新情報を入手するための新しいプログラムを迅速に導入しました。EHSとOracle Healthがプログラムの開発を開始したのは2020年3月で、翌月にはプログラムが導入されました。
薬剤師は、スクリプト化されたカスタムMPageを使用して、継続的な処方を行う必要がある患者を強調した毎日の作業リストを確認します。そうして薬剤師は患者に薬の追加分の受取りが必要であることを知らせます。患者と話し、患者が追加分の受取りに同意した後、薬剤師はCerner OPENLinkを使用して、処方箋が再発行されたことを確認するテキスト・メッセージを作成します。その後、宅配便で患者の自宅に薬を届けます。
“This helps patients adhere to medications without missing their refills. It protects the patient from discontinuity in care, avoiding any undesirable complications.”—Kais Abdel Salam Sobeih El Sayed, Clinical Pharmacist, Al Amal Psychiatric Hospital
また、このプログラムは、薬剤師のワークフローにビデオ遠隔医療相談を追加することで、患者が自宅で快適に指導を受けたり質問に答えてもらったりことを可能にします。
「これは、パンデミック中に患者に医療を届けるための優れたサービスでした」と、臨床薬剤師スペシャリストのMouza Al Saadi氏は述べてます。「私たちは、薬を届けるだけでなく、患者の指導も行っています。これは、精神医療サービスを提供する病院にとって重要です。そのため、私たちは薬剤の副作用を伝えるために遠隔服薬指導プログラムを利用できるようにしています。」
患者はプログラムを歓迎しました。導入から数週間後に実施された調査では、患者の満足度は90%に上りました。
「このプログラムは、パンデミックが終わった後も活用できます」とAl Suwaidi氏は言います。
「私たちは、主に慢性症状と高齢の患者で服薬アドヒアランスを支援する必要がある場合に、このプログラムを利用できると考えています。」