Roving Edge Infrastructure

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のRoving Edge Infrastructureは、データセンター外へのクラウド・ワークロードの導入を加速します。耐久性に優れたデバイスは、ネットワーク・エッジや接続されていない場所でクラウド・コンピューティングや ストレージ・サービスを提供することで、データ・ソースに近い場所での処理を高速化し、データに対するインサイトをより迅速に得ることができます。

既存のOCIコンピュート・イメージとオブジェクト・ストレージは、パブリック・リージョンと同じポータルとテナント・ツールを使用して、Oracle Roving Edgeデバイスに同期させることができます。

オンデマンド・ウェビナー: Oracle Cloud InfrastructureによるエッジへのAIの導入

オラクルのAIによるエッジ・ソリューションが、エッジ・コンピューティングの可能性を最大限に活用できるよう支援する方法の詳細をご覧ください。

Oracle Roving Edge Infrastructureについて知る

リモート環境におけるクラウド機能

既存のクラウド環境の拡張

パブリックセクターおよび民間企業のお客様は、Oracle Public CloudリージョンおよびOCI Dedicated Regions外にもにOCIサービスを導入できます。

ネットワーク・エッジでのアプリケーションの実行

フィールド・オペレーション・チームは、ローカルで遅延の影響を受けやすいクラウド・アプリケーションにおいて、複数のネットワーク・ホップを使用するリモート・サービスに依存することなく、超低遅延を実現しています。

非接続型のオペレーションの実現

コンパクトなポータブル・サーバー・ノードは、完全に接続されていない場合でも、Oracle Cloud Infrastructureの機能をリモート・ロケーションに提供します。


ハイパフォーマンスかつ堅牢なデバイス

Oracle Roving Edge Device (RED 2)

RED 2は、クラウド統合サービスを提供するポータブル・ハードウェア・プラットフォームで、ネットワークのエッジや切断された場所でのOCIクラウド・コンピュートおよびストレージの使用を可能にします。48コアのIntel 8480+、512 GBのDDR5メモリ、高速NVMe SSD、およびオプションのNVIDIA L4 GPUを搭載した各RED 2は、AI/MLアプリケーションの使用を含む高度な処理を可能にします。

Oracle Roving Edge Ultra

Ultraは、12コアのXeon DベースのCPU、96GBのメモリ、7.68TBのストレージを搭載した、軽量でウルトラポータブルなバッテリー駆動のデバイスです。Ultraのサイズは7.4" x 6.3" x 2 "で、バッテリーなしの重量は3.75ポンドです。

耐久性の高い筐体

REDには、電磁波シールドやプロテクション、衝撃吸収の機能を備えた3Uミリタリーグレード(MIL-STD-810)の堅牢な衝撃マウントケースをご用意しています。


統一的なユーザー・エクスペリエンスとツール

Oracle Cloudリージョンへの拡張

管理と制御が容易なRoving Edge Infrastructureは、Oracle Cloudリージョンのテナントと関連付けられています。

一貫したユーザー体験

Roving Edge Infrastructureは、Oracle Cloudコンソールと同じルック・アンド・フィールを提供しているため、導入やデプロイが容易です。

データ同期の自動化機能

Oracle Roving Edge Infrastructureのデバイスは、ネットワーク接続が可能な場合、OCI Object Storageと自動的にデータを同期させることができます。


低コストなエッジ・ソリューション

使用量に応じた支払い

Oracle Roving Edge Infrastructureのデバイスは、リソースの所有開始日から日単位で課金されます。

OCIコンソールを通じた購入

Roving Edge Infrastructureのノードは、OCIコンソールから簡単に注文および構成できます。

オラクルによる事前プロビジョニング

お客様が選択したコンピュート・イメージを備えた形でノードを事前にプロビジョニングすることにより、調達ワークフローをシンプルなものにします。

データ転送ゲートウェイとしてのRoving Edge

Data Transfer GatewayとしてのRoving Edgeは、エッジの場所、オンプレミス・システム、およびOracle Cloud Infrastructureにわたってデータの移動、同期、ストレージを管理するためのシームレスで効率的なソリューションです。さまざまな接続シナリオをサポートするように設計されており、OCI FastConnectなどの高速オプションを介して、またはネットワーク帯域幅が制限された環境で、エッジ環境、オンプレミス・サイトおよびOCI Object Storage間で最大30TBのデータ転送を容易にします。セキュアにデータを同期する高度な機能と、NFS v4.1を含む堅牢なプロトコルのサポートにより、ゲートウェイは信頼性の高い接続性と強力なデータ・セキュリティを実現します。接続されたユースケースと接続されていないユースケースの両方に最適化されたこのソリューションは、高パフォーマンスのローカル・ストレージを提供し、組織がデータを簡単かつ効率的に格納および転送できるようにします。

Data Transfer GatewayとしてのRoving Edge - OC1リージョン(PDF)
Data Transfer GatewayとしてのRoving Edge - OC2/OC3リージョン(PDF)
リリース・ノート: Roving Edge as Data Transfer Gateway Toolkit Update (PDF)

業界向けのRoving Edge Infrastructure

Oracle Roving Edge Infrastructureは、さまざまな業界のお客様がイノベーション、最新化、適応できるよう設計されています。

小売業

Oracle Roving Edge Infrastructureのユース・ケース

  • 現場でのスピーディーなデータ収集と処理

    強力なコンピューティング機能を備えたRoving Edge Infrastructureデバイスを利用して、遠隔地のセンサーから大量のストリーミング・データを取り込み、処理を行います。

  • 遠隔地へのアプリケーションのデプロイ

    大使館や領事館、官公庁、軍事基地、遠隔地のキャンパスなどの組織向けに、アプリケーションのシームレスなデプロイを可能にします。

  • クラウドでの開発やテストおよびエッジでの導入

    すべてのアプリケーションとデータをクラウドで開発・デプロイ・保守し、必要に応じてエッジに展開し、一元的に制御します。

  • エッジでのAIとML

    組み込み型のGPUまたは付属のVPU/TPUアクセラレーターを使用して、Oracle Cloud Infrastructureへのネットワーク接続に依存することなく、AIおよびMLワークロードの処理を高速化します。

Roving Edge Infrastructureの価格

Oracle Roving Edge Infrastructureの価格は1日単位で設定されており、最低リース期間は30日です。お客様は、所有するOracle REDノードを無制限に使用できます。

Roving Edge Device (RED)

シングル・ノード
最低価格
US$80
/日

Roving Edge Ultra

単一デバイス
価格設定
45米ドル
1日1台あたり

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よくある質問を読む

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