Compute Classicは、オンデマンドでスケーラブルなコンピュート・リソース(必要なネットワーク・リソースとストレージ・リソースを備えた仮想マシン)をパブリック・クラウドで提供するInfrastructure-as-a-Serviceソリューションです。
次のコンピュート・クラシック・サービスに加入することができます。
こちらの価格表をご覧ください。
Oracle Cloud Infrastructureの請求の詳細は、請求ガイドをご覧ください。
次の表は、Compute ClassicおよびDedicated Compute Classicの機能の違いを示しています。
OCPUは、ハイパー・スレッディングを実現したインテルXeonプロセッサの物理コア1個分のCPU容量として定義されます。Intel Xeonプロセッサの場合、各OCPUが2つのハードウェア実行スレッド(vCPU)に対応しています。
Compute Classicは、複数のオペレーティング・システムに対応しています。一部の画像はオラクルから提供されたものであり、その他一部の画像はオラクル・パートナーから提供されたものです。
もちろん、独自のイメージを最初から構築することもできます。
オラクルは、Oracle Cloud Marketplaceから導入されたコンピュート・クラシック上のWindowsインスタンス用のライセンスを提供します。Oracle Cloud MarketplaceからWindowsイメージを使用する場合、イメージの使用条件が表示されます。Windowsインスタンスを作成するには、この条件に目を通した上で同意していただく必要があります。
はい。ソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティを利用し、他のMicrosoft製品のライセンスをWindowsインスタンス上で使用できます。https://www.microsoft.com/en-us/licensing/licensing-programs/software-assurance-license-mobilityをご覧ください。
自分が持っているライセンスを使用する場合、後述するように、カスタムWindowsイメージをCompute Classicに持ち込むことができます。現時点では、Compute Classic提供のライセンスをカスタムWindowsイメージで使用することはできません。
オラクルでは、Windowsインスタンス上のオペレーティング・システムをサポートしています。お客様がWindowsインスタンスにデプロイしたその他のMicrosoft製品やサードパーティ製アプリケーション、オープンソース・アプリケーションはサポートしていません。
次の表を参照し、お客様のライセンス要件に最適なサービスを判断してください。
*Microsoftの使用条件に従います。
**アプリケーションのライセンスをOracle Cloud Infrastructure Classic Windows Serverインスタンス上で実行する場合、ソフトウェア・アシュアランスによるライセンス・モビリティが必要になる場合があります。ライセンス権に関するご質問は、MicrosoftまたはMicrosoftの再販業者にお問い合わせください。
お客様が持っているライセンスをCompute Classicに持ち込む場合、Microsoftへのライセンス義務を果たす責任はお客様が全面的に負うものとします。
Oracle Database Backup Serviceは、Oracle DatabaseのバックアップをOracle Cloudに格納するためのセキュアでスケーラブルなオンデマンド・ソリューションです。
Oracle Databaseは、Oracle Database Cloud Backup Moduleを使用してOracle Database Backup Serviceにバックアップされます。このモジュールはOracle Technology Network (OTN)で入手でき、Recovery Manager (RMAN)と緊密に統合されるので、使い慣れたRMANコマンドを使用してバックアップとリストアを行うことができます。
Oracle Database Backup Serviceにバックアップできるのは、Oracle Database 10g Release 2 (10.2)以上です。Oracle Database Cloud Backup Moduleは、64ビットのLinux、Solaris、SPARC、HP-UX、AIX、zLinux、およびWindowsにインストールできます。
https://www.oracle.com/database/technologies/oracle-cloud-backup-downloads.htmlというOTNからモジュールをダウンロードします。
Oracle Database Backup Serviceを使用して格納されたデータは、同じデータ・センターで3種類の物理マシンに自動的に複製されます。この3重ミラーリングによって、ハードウェア障害があった場合でもデータを失わずに済みます。
Oracle Cloudに送信される前にバックアップを暗号化するには、RMANを使用します。鍵は、クラウドではなく各サイトでローカルに保存されます。暗号化されたバックアップは、安全に転送されてクラウドに格納されます。
Oracle Database Backup Serviceにサブスクライブするとき、必要なストレージ容量を購入します。このストレージ容量を超えることはできませんが、オンデマンドで追加の容量を購入すれば、すぐに上限を増やすことができます。
詳細なメトリックには、My Servicesダッシュボードからアクセスできます。サービス名をクリックするとサービスの詳細ページが表示され、「メトリック」タイルをクリックすると使用状況データを確認できます。
その場合の主なインタフェースは、RMANです。標準のRMANコマンドを使用して、保持期間ポリシーの指定、クロスチェックの実行、バックアップの削除が可能です。
はい。HCCバックアップはサポートされており、バックアップはOracle Cloudで圧縮したまま保存されます。
オラクルのCorente Cloud Services Exchange (Corente CSX)はクラウドベースのソフトウェア定義ネットワーク(SDN)サービスであり、分散している企業が信頼できる接続サービスを任意の場所で提供できるようにし、かつ従来の手法と比較して、複雑さを抑え、劇的に短い期間と大幅に低いコストで実現するものです。Corente Services Gateway (CSG)は、ネットワーク・エッジに配置される分散型仮想アプライアンスであり、ゼロタッチ・インストールにより、あらゆるIPネットワークで仮想プライベート・ネットワークにセキュアなエンドポイントを提供します。Corente Services Gatewayは、各支店やパートナの拠点にインストールされ、アプリケーション・トラフィックのセキュアなエンドツーエンドの接続を確立します。また、Corente Services Gatewayは、一元化されたサービス管理プラットフォームであるサービス管理ポイント(SCP)により別の帯域外の接続も管理します。このSCPは、セキュアなポリシーベースのサービス・ブローカ、メディエーション、仮想ネットワーク・オーケストレーション、監視、管理およびロギングの各機能を提供します。
データ・センターからOracle Cloud Infrastructureまでのパブリック・インターネットでのデータの送信中のセキュリティが心配な場合、VPN for Compute Classicをご使用ください。Oracle Cloud Infrastructure Compute Classic、DBCSおよびJCSサービス向けをご利用いただけます。
Oracle Cloud Infrastructure Compute Classic、DBCSまたはJCSサービスを購入すると、Corenteアカウントが作成され、お客様にメールで通知されます。
はい、複数のゲートウェイを、他の複数のゲートウェイの場所と相互接続するように構成できます。
はい、標準のIPSecが使用されています。
VPN for Dedicated Compute ClassicはDedicated Compute Classic専用のハードウェアVPNソリューションです。VPN for Compute Classicは、汎用のCompute、DBCS、JCSなど用のVMベースのVPNソリューションです。
Corente Services Gatewayは、次の仮想プラットフォームにインストールできます。
現在、サードパーティのVPNアプライアンスは、Corenteサービスと連携しません。VPNエンドポイントの場所に、Corente Services Gatewayをインストールする必要があります。
Corente Services Gatewayが同じコンピュート・ゾーン内にある限り(us2-z23など)、同じCorente Services Gatewayを複数のIaaSおよびPaaSサービスに使用できます。サービスごとに、異なるCorente Services Gatewayを使用することを強くお薦めします。
FastConnect Classicでは、オンプレミスまたはコロケーション施設からの直接接続で、Oracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスにアクセスできます。このサービスは、ご使用のネットワークからOracle Cloudサービスへの直接および確定的パスを提供するため、データがパブリック・インターネットで転送されません。これにより、一貫したパフォーマンスを発揮し、専用の帯域幅の提供および遅延の制御または削減が実現します。Oracle Cloud Infrastructure FastConnect Classicは、企業ごとのニーズに応じて2つのバリエーションがあり、用途ごとに最適なソリューションが提供されます。
オラクルの営業担当に連絡して、要件に適したソリューションを特定してください。
FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルでは、オンプレミスまたはコロケーション施設からの直接接続を使用して、Oracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスにアクセスできます。このサービスにより、ネットワーク・エッジ・ルーターをOracleエッジ・ルーターに直接接続でき、BGPプロトコルを使用してトラフィックをOracle Cloudとの間でルーティングできます。このサービスにより、ご使用のネットワークからOracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスまでの確定的直接パスが提供されるため、データが公共のインターネットで転送されません。このサービスでは、一貫したパフォーマンスを発揮し、専用の帯域幅の提供および遅延の制御または削減が実現します。
FastConnect Classic with Partner Editionサービス・モデルは、IP VPN、MPLS VPNネットワーク・サービス・プロバイダ、またはデータ・センター交換プロバイダなどのパートナを通じて提供されます。そのため、シンプルな標準の方法でオラクルと接続できます。Border Gateway Protocol (BGP)を使用して、パートナ経由でお客様のネットワークとルーティング情報を交換します。これによって、パブリック・インターネットを使用する方法にかわる手段として、ダイレクト・パスを介してOracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスにアクセスできます。FastConnect Classic Partner Editionのサービスについての項をご確認ください。
オンプレミスからOracle Cloudサービスへの直接接続を確立すると、次の点でメリットがあります。
FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルを使用すると、エッジ・ルーターを特定のデータ・センター拠点にあるOracleエッジ・ルーターに直接接続し、Oracleとの間で直接BGPピアリング・セッションを確立できます。FastConnect Classic Partner Editionでは、Oracle Cloudサービスへの接続には、Equinix Cloud ExchangeまたはMPLS VPNプロバイダなどのパートナが介在します。FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルを使用すると、エッジ・ルーターを特定のデータ・センター拠点にあるOracleエッジ・ルーターに直接接続し、Oracleとの間で直接BGPピアリング・セッションを確立できます。FastConnect Classic Partner Editionでは、Oracle Cloudサービスへの接続には、Equinix Cloud ExchangeまたはMPLS VPNプロバイダなどのパートナが介在します。
FastConnect Classicは、Oracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスへのアクセスをサポートします。リストされているすべてのOracle Cloudサービスが各都市でサポートされているわけではありません。お住まいの都市でアクセスできるクラウド・サービスについては、オラクルの営業担当者にお問い合わせください。Oracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスの完全なリストはhttps://www.oracle.com/cloud/をご覧ください。
このサービスを利用できる場所の最新リストについては、オラクルの営業担当者にお問い合せください。
お客様のデータ・センターとオラクルのデータセンターとのコロケーションは、必須ではありません。ただし、Oracle Cloud Serviceがプロビジョニングされている都市のオラクルのデータセンターに接続する必要があります。これは、オラクルのデータセンターとコロケーション接続するとき、ファイバ・クロス・コネクトを使用して達成されます。
はい。リージョンのキャリアまたはネットワーク・サービス・プロバイダを利用して、ご使用の施設またはデータセンターからオラクルのデータセンターまでネットワークを拡張することで、サービスを引き続き使用できます。Oracle Cloudサービスをプロビジョニングする適切な都市で、イーサネット専用線をオーダーするには、ネットワーク・サービスプロバイダにお問い合せください。
いいえ。ご自身でネットワーク・サービスプロバイダーと連携し、ご使用の施設からオラクル社の施設までの必要な専用回線をオーダーする必要があります。
Border Gateway Protocolによるレイヤー3ルーティングと、802.1QによるVLANタギングをサポートできるネットワーク機器が必要です。
FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルは高可用性を実現できるように設定されます。このサービスをオーダーすると、オラクルにより、接続先として2つの冗長ポートがプロビジョニングされます。ご使用のネットワーク・エッジからのエンドツーエンドの冗長化を実現し、99.9%のサービス・レベル合意(SLA)を達成するために、ネットワーク・サービス・プロバイダに冗長回線を注文し、ネットワークの冗長なルーターからOracleエッジ・ルーターへのそれぞれ独立した物理クロス・コネクトを確立してください。2つの冗長性BGPピアも確立する必要があります。物理クロス・コネクトを2つ設定することは必須ではありませんが、物理クロス・コネクトが1つで、BGPピアも1つしかない場合、99.9%のSLAは達成できません。
オラクルから構成情報を受け取ったら、論理接続を確立し、エッジ・ルーターでBGPルーティング構成を設定してください。FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデル間でトラフィック・フローを管理するには、使用環境で追加の構成を完了してください。オラクルが、IPv4プリフィクスをお客様のルーターとのBGPピアでアドバタイズします。お客様はこれらのプリフィクスを受け入れ、OracleとのFastConnect Classicピアでのサービスの特定のエンド・ポイントへのトラフィックに必要な優先度を構成していることを確認する必要があります。
はい。接続を確立する際のBGPセッションには、事前共有キーを使用できます。
いいえ。オラクルとのピアリング・セッションを介してパブリックにルーティング可能なIPアドレスをアドバタイズする必要があります。
これは、オラクルが個別にレビューと承認を行います。オラクルのアカウント・チームを通じて、リクエストを提出する必要があります。リクエストを送る際には、パブリック・プリフィクスの所有者と、使用する業務上の理由について情報を提示してください。
FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルには、BGPピアを介して最大200個のIPv4プリフィクスをアドバタイズできます。
ご使用のネットワーク・エッジからオラクルのデータセンターまで冗長接続を構成していて、リンクの一方でのみ障害が発生した場合、接続は失われません。オラクルのデータセンターへの両方のリンクが切断された場合は、接続がリストアされるまで、FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルを使用できません。
リンクが切断した場合に接続が失われないように、ルーターで適切な構成を実施し、テストする必要があります。
FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルへのリンクが両方とも切断されても、Oracle Cloudサービスへのアクセスは失われません。パブリック・インターネットを通じてまだ利用できるからです。公共のインターネットを介してOracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスに関連するトラフィックをルーティングするようルーターを再構成できます。
FastConnect Classicへのリンクが両方とも切断された場合でも、パブリック・インターネット上でOracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスへのアクセスを中断させないためには、適切な構成と手順を確立し、テストする必要があります。
はい。FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルは、2つのリンクにアクティブ/アクティブとして構成されます。2つのリンク上のBGPセッションがどちらもアクティブに稼働し、常にトラフィックを通して高可用性を実現します。BGPルーティングを、一度に1つのリンクのみがトラフィックを通過するように構成する必要があります。FastConnect Classicに戻るトラフィックがプライマリ・リンクにルーティングされるように、BGPローカル・プリファレンスも設定する必要があります。セカンダリ・リンクが使用されるのは、プライマリ・リンクまたはルーター経由の接続が切断された場合のみです。
いいえ。FastConnect Classicのプロビジョニング時に発行されるFastConnect IDは、1つの拠点における冗長ペアの接続にも有効です。
いいえ。FastConnect Classicへのレイヤー2接続はサポートされていません。
自律システム番号(ASN)は、一般的なネットワーク管理エンティティ(インターネット・サービス・プロバイダ、企業、研究機関など)によって管理および制御される単一ネットワークまたはネットワーク・グループを特定するためにインターネットで使用されます。自律システムとは、そのドメインのネットワーク管理者によって管理されるルーティング・ドメインのことです。自律システムには、自律システム番号(ASN)と呼ばれるグローバルに一意の番号が割り当てられます。http://www.iana.org/assignments/as-numbers/as-numbers.xhtmlをご覧ください。
Oracle Cloud InfrastructureのASNは現在、AS7160です。
FastConnect IDは、FastConnect Classicサービスのオーダー時に作成されます。FastConnect IDを取得するには、オラクルの営業担当者にお問い合せください。
いいえ。オラクルのサービスがプロビジョニングされている拠点でFastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルをオーダーし、その場所でオラクルのデータセンターを通じて接続する必要があります。
Oracle Cloud IaaSおよびPaaSサービスが複数の場所でプロビジョニングされている場合、サービスがプロビジョニングされるそれぞれの場所でFastConnect Classic接続を確立する必要があります。たとえば、シカゴとアッシュバーンの両方でサービスを所有している場合、両方の場所でFastConnect Classic接続をオーダーし、プロビジョニングする必要があります。お住まいの都市でアクセスできるクラウド・サービスについては、オラクルの営業担当者にお問い合わせください。
Oracleのルーターで使用できる接続速度は、1 Gbpsおよび10 Gbpsです。ただし、サービスの機能および接続オプションは絶えずアップグレードされています。Oracleアカウント・チームに問い合せて、詳細情報および更新を入手してください。
異なる都市や拠点でプロビジョニングされるFastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデル接続には、異なる速度を選択できます。たとえば、FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデル接続をシカゴとアッシュバーンでそれぞれプロビジョニングする場合、要件に基づいて一方に10 Gbpsを選択し、もう一方に1 Gbpsを選択できます。
はい。要件に基づいて、1つの拠点でFastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルをプロビジョニングし、別の拠点でFastConnect Classic Partner Editionをプロビジョニングすることができます。ご利用の都市でアクセスできるOracle Cloudサービスの詳細と、その都市で使用できるサービスについては、オラクルの営業担当者にお問い合せください。
いいえ。FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルでは、パブリック・インターネットを介さずにオラクルとの間でトラフィックをルーティングできますが、IPSec VPNトンネルでそれはできません。
はい。FastConnect Classic with Standard Editionサービス・モデルを使用して直接接続を確立した後、オラクルへのIPSec VPNトンネルを確立できます。データ・センターからのIPSec VPNトンネルの確立については、Oracle Compute Classicの使用のVPNによる専用サイトのインスタンスへの接続に関する項をご確認ください。
いいえ。IPSec VPNトンネルを確立するとセキュリティのレイヤーが増えますが、これは必須の要件ではありません。FastConnect Classic Partner Editionを介してDedicated Compute Classicサービスにアクセスしている場合は、IPsec VPNトンネルを使用してオンプレミスのプライベート・ネットワークを拡張する必要があります。
ファイルや非構造化データをクラウドに安全かつ確実に保管できる、オブジェクト・ストレージ・ソリューションです。データはいつでも、インターネット接続したどんなデバイスからでも、格納と取出しが可能です。
Oracle Cloud Infrastructure Archive Storage Classicは従量制のObject Storage Classicの一部です。現在の業界の最低価格で長期的な保管を必要とするアプリケーションおよびワークロードを格納できます。
Archive Storage Classicは、「ディープ・クラウド」アーカイブとして、アクセス頻度が高くない大容量のデータに理想的です。たとえば、企業の財務記録、医療および医薬品に関する情報アーカイブ、文化的なコンテンツ保存、保険記録、デジタル・フィルムのマスターなどに適しています。
Object Storage Classicに対してデータの格納と取出しを行うには、RESTful WebサービスかJavaライブラリを利用します。
保管しているデータへのアクセスとその管理には、オラクルとサードパーティどちらのバックアップ・アプリケーションも使用できます。
Object Storage Classicにデータが格納されるとすぐ自動的に、同じデータセンター内の別のマシンに3重で複製されます。自動ミラーリングによって、ハードウェア障害が発生した場合にもデータが失われることはありません。
データへのアクセスは、ユーザーのロールに基づきます。アカウント・マネージャは自身のアイデンティティ・ドメインにカスタム・ユーザー・ロールを作成でき、そのロールを使用してコンテンツに対する読取り専用権限や、読取り/書込み権限を割り当てることができます。サービス管理者は、必要であればパブリックに読取り可能なコンテナも設定できます。
オブジェクトとしてObject Storage Classicに格納する前に、Javaライブラリを使用してデータを暗号化できます。オブジェクト・データは、お客様が用意して管理する2048ビットRSAキー・ペアで暗号化されます。
Object Storage Classicアカウントが従量課金制ではない場合、購入する際に必要なストレージ容量を指定してください。サービス・インスタンスをご利用の場合、元の購入分を超えて格納することはできません。サービス・インスタンスのストレージ容量は、いつでも増やすことができます。
Object Storage Classicアカウントが従量課金制の場合(Oracle Cloud Infrastructureの一部です)、サービス・インスタンスのユーザーは、アカウントの状態が良好であるかぎり、いくらでもデータを格納できます。購入すると、一定期間の使用量によって課金されます。
どのようなサイズのファイルでもObject Storage Classicにアップロードできます。Object Storage Classicにおける1つのオブジェクトのサイズは、5GBまでです。5GBより大きいファイルを格納する場合は、元のファイルを5GB未満のセグメントに分割し、所定の命名規則に従って各セグメントをアップロードしてください。次に、元のファイルのすべての部分を示した新しいマニフェスト・オブジェクトを作成します。最終的なファイルは1つのファイルとしてダウンロードされ、元のファイルとなんら変わりません。
はい。個々のオブジェクトは、スケジュールに従って削除できます。詳細については、資料を参照してください。
非従量制サブスクリプションには、1か月ごとのリソース割当て制限があります。ある月のリソース使用量がリソース割当て制限を超えると、月末に未払いのサブスクリプション料金が請求されます。非従量制サブスクリプションのリソース割当て制限と使用量を確認するには、MyServicesにログインしてください。
非従量制サブスクリプションに対して超過料金が請求されるのを防ぐには、月々のリソース使用量を減らしてサブスクリプションのリソース割当て制限内に収まるようにしてください。
非従量制サブスクリプションの場合、ジオレプリケーション・データ・センターにデータをレプリケートするレプリケーション・ポリシーを選択できます。非従量制サブスクリプションのリソース割当て制限によっては、追加料金が発生する場合があります。非従量制サブスクリプションのリソース割当て制限と使用量を確認するには、MyServicesにログインしてください。
非従量制サブスクリプションの場合、両方のデータ・センターで使用された容量の合計に対して請求されます。たとえば、4TBのストレージ容量を購入し、ジオレプリケーション・データ・センターにデータをレプリケートするレプリケーション・ポリシーを選択した場合、どちらのデータ・センターでも使用可能なストレージ容量は2TB (2TB + 2TB = 4TB)となります。非従量制サブスクリプションの場合、プライマリDCからジオレプリケーションDCへのデータ転送についても請求されます。たとえば、ジオレプリケーション・データ・センターにデータをレプリケートするレプリケーション・ポリシーを選択し、自分のアカウントに300GBアップロードした場合、もう1つのDCへの300GBのアウトバウンド・データ転送について請求されます。
Oracle Cloud Infrastructure Storage Software Applianceは、オンプレミス環境をOracle Cloud Infrastructureと連結するのに役立つクラウド・ストレージ・ゲートウェイです。Storage Software Applianceを使用すると、NFSターゲットにデータを格納できるすべてのアプリケーションが、データを簡単かつシームレスにOracle Cloud Infrastructure Object Storageに移動できます。事前にREST APIを導入するようにアプリケーションを変更する必要はありません。Storage Software Applianceにより公開されるNFSマウント・ポイントを、NFS v4クライアントをサポートする任意のホストにマウントできます。Storage Software ApplianceによりNFSとREST APIの変換が自働的に実行されます。構成可能なローカル・キャッシュにより、クラウドへの非同期かつ最適なデータの移動が可能なため、インターネット接続がつながりにくかったり、不安定な状況に対処できます。また、アクセス頻度の高いデータがローカルにキャッシュされるため、クラウドからデータを読み取る際のレイテンシが改善します。Storage Software Applianceの各NFSマウント・ポイントはオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットにマップされます。NFSインターフェイスを使用すると、従来のファイル・システム・コマンドを使用してクラウド・ストレージを操作できます。Storage Software Applianceはオブジェクト・メタデータを追跡することから、Storage Software Applianceを使用してオブジェクト・ストレージに書き込まれたデータの読取りには必ずStorage Software Applianceを使用します。
Storage Software Applianceを使用すると、(NFSなどのファイル・システム・プロトコルと連携する)従来のアプリケーションをREST APIと統合するように事前に変更しなくても、これらのアプリケーションによって生成されたデータをオブジェクト・ストレージに簡単に移動できます。Storage Software Applianceは、以前はクラウド・ストレージのシームレスなスケーラビリティ、耐久性およびコスト効率を活用できなかった従来のオンプレミス・アプリケーションに対して無制限のクラウド・ストレージを提供します。
いいえ。Storage Software Applianceは汎用のネットワーク接続ストレージとして使用しないでください。Storage Software Applianceは多くの点で仮想ファイル・システムと似ていますが、主な役割はクラウドにデータを移動することです。フル機能のファイル・システムで想定されているようなトランザクション・ワークロード処理には対応していません。
Storage Software Applianceは、オンプレミス・データセンターのデータをクラウドに効率的に移動できるツールです。特にバックアップ/アーカイブ・アプリケーションがOracle Object Storageとネイティブに統合されていない場合に、Storage Software Applianceを使用してバックアップ/アーカイブ・データをクラウドに効率的にコピーできます。Storage Software Applianceは、オンプレミス・ファイラのデータをオブジェクト・ストレージに移動してrsyncユーティリティを利用する目的でも使用できます。
汎用のネットワーク・ストレージ - Storage Software Applianceは汎用のストレージ・ファイラではありません。従来のネットワーク・ストレージ・アプライアンスのかわりに使用しないでください。
ファイルの同期および共有 - Storage Software Applianceは効率的なデータ移動ツールであり、ファイルの同期および共有サービスを置き換えるものではありません。ファイルの同期および共有機能が必要な場合は、Oracle Document CloudサービスなどのOracleサービスを検討してください。
コンテンツ・コラボレーション - Storage Software Applianceでは、複数のアプライアンス・インスタンスが単一のオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットに対して読取りと書込みを同時に行うことをサポートしていません。分散したチームがコンテンツの作成や管理を共同で行うためのツールではありません。
変更頻度の高いファイル - データの変更頻度が高いことが想定される場合は、Storage Software Applianceを使用しないでください。理由は、データが変更される際に、最初にコンテンツがオブジェクト・ストレージから読み取られるためです(ストレージ・アプライアンス・キャッシュに存在しない場合)。変更されたデータは新規オブジェクトとしてアップロードされます。そのため、データの変更頻度が高い場合は、アップロード/ダウンロード帯域幅の消費と容量使用率の両面において効率が大幅に低下します。
Storage Software Applianceは無料で使用できます。Oracle Cloud Infrastructure Object StorageまたはObject Storage Classicへのアクセス権があれば、だれでも無料でサービスを使用してデータをクラウドに移動できます。
ここからStorage Software Applianceをダウンロードできます。Storage Software Applianceをインストールするには、最低限次のハードウェア/ソフトウェアを備えたサーバーをプロビジョニングする必要があります。
ソフトウェア要件
インストール・ガイドに従ってStorage Software Applianceをインストールします。インストールが完了したら、構成ガイドに従ってStorage Software Applianceファイルシステムを構成してから、ファイル・システムをマウントします。これで、Storage Software Applianceを使用してデータをクラウドにシームレスに移動できるようになります。
Storage Software ApplianceはNFS v4に対応しています。
いいえ。Storage Software Applianceは現時点ではWindowsオペレーティング環境に対応していません。
データ・コピーを実行するNFSクライアントがその機能に対応していれば、Storage Software Applianceを使用してどのストレージからもデータをレプリケーションできます。
Storage Software Applianceにファイルシステムを作成すると、選択したリージョンのオブジェクト・ストレージ・ターゲットにファイルシステムと同名のオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットが作成されます。ファイル・システムが作成された後は、オブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケット内のデータがStorage Software Applianceによって完全に管理されるようになります。ユーザーは、標準のファイル・システム・コマンドを使用してローカル・ファイル・システムと直接対話することだけが必要になります。
いいえ。Object Storage APIを使用しなくてもStorage Software Applianceを使用できます。Storage Software ApplianceによりNFSとREST APIの変換が自動的に実行されます。
Storage Software Applianceは次のプラットフォームに対応しています。
はい。オンプレミスへの製品のインストール時と同じ手順に従ってOracle Cloud Infrastructure ComputeインスタンスでStorage Software Applianceを実行できます。
はい。Storage Software Applianceクラウド・ディストリビューションの手順に従ってStorage Software Applianceをインストールできます。
Storage Software Applianceは、使用可能なすべてのOracle Cloud InfrastructureリージョンおよびOracle Cloud Infrastructure Classicリージョンでサポートされます。
いいえ。Storage Software Applianceは圧縮と重複解除に対応していません。
ドキュメントの手順に従って、ファイル・システムを構成します。ファイルシステムを作成する際にはオブジェクト・ストレージ・エンドポイントとユーザー資格証明が必要になるので、必ず事前にクラウド・テナンシを作成してください。
次の方法でOracle Cloud InfrastructureまたはOracle Cloud Infrastructure Object Storage Classicにサインアップできます。
オラクルの営業担当者が、お客様の組織で利用可能な価格設定オプションについて説明します。営業担当者がお客様から情報を収集し、登録プロセスを開始します。
はい。1つのStorage Software Applianceインスタンスに複数のファイル共有を作成できます。Storage Software Applianceインスタンスでサポートできる最大共有数の上限は、使用可能なホスト・リソースによって決まります。
ただし、リソースに対する競合を回避するため、アクティブなファイルシステムは4つ未満にすることをお薦めします。
ストレージ・アカウントまたはテナンシで使用できるアプライアンス数に制限はありませんが、特定のホストに作成できるアプライアンス・インスタンスは1つに制限されます。
はい。Storage Software Applianceはプロキシ・サーバーの背後にインストールできます。プロキシ・サーバーを設定するには、次のコマンドを使用します。
oscsa configure proxy https://:<proxy_ip>:<port>
OSCSAを再起動します(oscsa down; oscsa up)。詳細は、製品ドキュメントをご覧ください。
ファイル・システムを作成する際には、目的の作成先コンパートメントを独自に指定しないかぎり、ファイル・システムをバックアップするコンテナ/バケットがデフォルトのrootコンパートメントにデフォルトで作成されます。
Storage Software Applianceでは、サーバー(または仮想サーバー)に接続されたローカル・ストレージを使用してファイルシステムおよびキャッシュがホストされます。アプライアンスのファイル・システムに書き込まれたファイルは、ウォーム・キャッシュとしてファイルシステムにローカルに保持されているファイル・セットの一部とともにObject Storageコンテナ/バケットにアップロードされます。Storage Software Applianceのローカル・キャッシュは、取込みキャッシュ(アップロード/書込みバッファ)と読取りキャッシュの2つの役割を持ちます。読取りキャッシュに最大サイズを指定できます。書込みバッファは、ローカル・ストレージ・ボリューム上の残りの使用可能領域を使用するため、キャッシュ・サイズ設定がありません。最適なパフォーマンス、信頼性およびフォルト・トレランスのために、ローカル・アプライアンス・ストレージを構成する際に次のガイドラインを検討してください。
ファイル・システムを作成すると、それに対応する同名のオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットが作成されます。既存のコンテナ/バケットと同じファイル・システム名を指定すると、そのファイル・システム(別のアプライアンス・インスタンスによって作成された可能性があります)を現在のアプライアンス・インスタンスに転送するかどうかをユーザーに確認するプロンプトが表示されます。
Oracle Cloud Infrastructure Object Storageに格納されるデータはデフォルトで暗号化されます。データは、HTTPSプロトコルを使用し、SSLエンドポイントを介してOracle Object Storageとの間でアップロードおよびダウンロードされます。Oracle Cloud Infrastructure - Classicの場合、クライアント側でデータを暗号化することもできます。ファイルシステムの暗号化を有効にした場合、独自のRSA非対称キーを指定できます。データを読取り可能な形式(クリアテキストと呼ばれる)に変換するには、対称キーを使用します。キーを失くした場合、データが失われます。
非対称キー: アプライアンスのインスタンスごとに1つのキー・ペアが使用されます。同じキー・ペアを使用して、ローカル構成に関連する情報を暗号化します。非対称キー・ペアを指定する場合、そのキー・ペアを使用して、ファイルシステムの指定したデータベース構成項目を暗号化または復号化します。非対称キーは必ずバックアップするよう徹底します。
対称キー: 対称キーはローカル・ファイルシステム・データベース内に格納されます。ファイルシステムごとに、独自の対称暗号化キーを保持できます。対称キーは、ディスクにローカルに格納される非対称キーを使用して暗号化されます。
ディスク上に格納されているすべてのキーの詳細を含むtar.gzファイルをいつでもダウンロードできます。キーをローテーションすると、アプライアンスに障害が発生した場合にいつでもデータ・リカバリが可能です。
アプライアンスでのキー・ローテーション
はい。Storage Software Applianceでは、Oracle Cloud Infrastructure - Classicでのクライアント側データ暗号化にユーザーが管理するキーを使用できます。この機能は現在Oracle Cloud Infrastructureではサポートされていません。
ファイル・サイズは、Object Storageでサポートされる最大オブジェクト・サイズによって決まります。Oracle Cloud Infrastructure Object Storageの制限については、Object Storageの制限をご確認ください。
ローカル・キャッシュのサイズが正確に設定されているかぎり、オブジェクト・ストレージにアップロードできるデータの量に上限はありません。ただし、ベスト・プラクティスとして、ファイルシステムが1,000万ファイルを超えないようにしてください。
いいえ。Storage Software Applianceを利用してアップロードしたデータは、必ずStorage Software Applianceインスタンスを使用して読み取る必要があります。これは、アップロードしたデータに関するメタデータがStorage Software Applianceに保持されているためです。これらのメタデータは、アップロードしたファイルをオブジェクト・ストレージ内の構成要素から再構築するために必要になります。
いいえ。Storage Software Applianceは複数のライターによるコラボレーションに対応していません。単一のオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットに複数のStorage Software Applianceファイルシステムをマップすることはできません。
はい。複数のクラウド・アカウントを使用して、任意のStorage Software Applianceインスタンスに複数のファイル・システムを作成できます。
いいえ。共通のオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットにバックアップされているファイルシステムを複数のStorage Software Applianceインスタンスにマウントすることはできません。また、Storage Software Applianceを読取り専用モードで使用することはできません。
ファイルシステムのプロパティを変更するには、管理コンソールにログインし、「ダッシュボード」ペインでファイルシステムの名前をクリックします。
ファイルシステムのプロパティを更新したら、「保存」をクリックします。
アーカイブ・ファイルシステムからのファイルのリストアをご確認ください。
アーカイブ・ファイルシステム内のすべてのファイルのリストアの追跡をご確認ください。
Web GUIからファイルシステムの「詳細」タブを開くと、ファイル・システムがアーカイブ・ストレージ・コンテナ/バケットにバックアップされているかどうかがわかります。
ファイル・システムを削除しても、クラウドのOracle Cloud Infrastructureクラウド・コンテナ/バケットは何も変わりません。同じOracle Cloud Infrastructure Classicアイデンティティ・ドメインまたはOracle Cloud Infrastructureテナンシに同名のファイル・システムを作成することによって、ファイル・システムをリストアできます。
クラウド内のすべてのデータを含め、ファイル・システムを完全に削除する場合は、次の2つの方法を使用できます。
Storage Software Applianceでは、追加、書換え、上書き、切捨てなどのファイル操作をバイト単位で行うことができます。アプライアンスのファイルシステム内のファイルを変更すると、ファイルの新しいバージョンが削除され、アカウントにアップロードされます。
ファイルシステムを作成する際には、ファイルシステム内のファイルを更新または削除したときに、クラウド内のそのファイルに対応するオブジェクトの古いバージョンを維持するかどうかを指定できます。
はい。「古いファイル・バージョンの削除」を有効にしている場合は、Storage Software Applianceからデータを削除すると、オブジェクト/アーカイブ・ストレージからデータが完全に削除されます。この機能を無効にしている場合は、ファイルはアプライアンスのファイル・システム・ネームスペースからは削除されますが、対応するオブジェクトはオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットに維持されます。
クラウド・コンテナ/バケット内のオブジェクト数は、通常、次のようないくつかの理由により、ファイル・システム内のファイル数より多くなります。
バージョン圧縮を無効(デフォルト)にしている場合は、ファイルを削除してもクラウド内のオブジェクトは削除されません。このモードでは、ファイルはファイル・システム・ネームスペースからは削除されますが、クラウド内の対応するデータ・オブジェクトは何も変わらないため、オブジェクト数が減らないように見えます。バージョン圧縮を有効にしている場合は、ファイルを削除すると、クラウド内の対応するオブジェクトも削除されます。クラウド内のオブジェクトの削除プロセスは定期的に実行されるため、変更がオブジェクト数に反映されるまで遅延(最大で24時間)が発生します。
新しいファイルまたは変更したファイルのアップロードは、そのファイルを閉じるまで開始されません。ファイルを閉じると、1分間の安定化期間を経てファイルがアップロード対象としてキューに入れられます。アップロード待ちのファイルが多いと、クラウド・コンテナ/バケットに実際に格納されるまでに時間がかかる場合があります。管理UIや診断コマンドを使用してファイルのアップロード・ステータスをチェックできますが、ファイルがクラウドに実際に転送されるタイミングを確実に予想する方法はありません。
はい。dfおよびduはOracle Cloud Infrastructure - Classicでは機能しますが、Oracle Cloud Infrastructure Object Storageでこれらのコマンドを実行すると、値が0として報告されます。このようになるのは、Storage Software Applianceがファイル移動ツールであり、クラウド・アカウントまたはコンテナ/バケット割当てによる制約を受けないかぎり、ファイルシステムのサイズが制限されることはないためです。同様に、ファイルはオブジェクトとしてクラウドにアップロードされ、従来のファイルシステムのように使用状況のアカウンティングが行われることもありません。
キャッシュが上限に達しそうになったら、キャッシュ・コンテンツがObject Storageと同期されるまで待つか、キャッシュ・サイズを大きくしてください。キャッシュがいっぱいになると、断片化が原因でディスク・ボリュームのパフォーマンスも低下します。このような状況のいずれかがI/Oパフォーマンスに影響を及ぼさないようにするには、全体の80%を常に超えないようボリュームをプロビジョニングします。
ソフトウェア障害やハードウェア障害が原因でStorage Software Applianceインスタンスが予期せずクラッシュした場合、別のインスタンスを作成し、既存のファイルシステム・データが保持されているオブジェクト・ストレージ・コンテナ/バケットにファイルシステムを接続できます。障害が発生したアプライアンスでバッファされ、まだアップロードされていないファイルは、リカバリされたアプライアンスに再書込みされます。
Storage Software Applianceインスタンスで暗号化を有効にしていた場合は、前のインスタンスで使用していたRSAキーを再入力する必要があります。
前にファイルシステムをアーカイブ・ファイルシステムとして構成していた場合は、同じファイルシステムに対して「アーカイブ有効化」を選択する必要があります。このオプションを選択しないかぎり、ファイルシステムをマウントできません。
前のアプライアンス・インスタンスでファイルシステムに書込み所有権があった場合は、新しいインスタンスでもファイルシステムに書込み所有権を付与してください。書込み所有権を要求するには、新しいインスタンスでファイルシステムを再接続する必要があります。
「ファイルシステム: 所有権の要求」ウィンドウが表示され、他のアプライアンスを切断するかどうかを確認されます。
続行する場合は、対象のストレージ・サービスに応じて、必要な操作を実行します。
NFSコールでI/Oエラーが返される場合は、次のいくつかの点を試してみてください。
Oracle Object Storageに接続できない場合は、cURLコマンドを使用してオブジェクト・ストレージ接続を確認してください。
Oracle Cloud Infrastructure ClassicのURL認証テスト: docs.oracle.com/en/cloud/iaas-classic/storage-cloud/ssapi/Authentication.html
ファイル・システムの作成時に次のコマンドを使用してマウント・ポイントをエクスポートしてください
docker exec oscsa_gw /opt/oracle/gateway/./nfs-exports.sh
IPネットワーク交換を使用すると、別のIPネットワーク上のVMにアクセスできるようになります。セキュリティ・ルールやACLもアクセスに影響を及ぼすことがあります。
構成リファレンス: docs.oracle.com/en/cloud/iaas-classic/compute-iaas-cloud/stcsg/managing-ip-network-exchanges.html
Storage Software Applianceが実行中かどうかをチェックします。
oscsa info
アプライアンスが実行中でない場合は、アプライアンスを起動します。
oscsa up
管理コンソールのポート番号をノートに記録します。
サンプル出力
Creating OSCSA Volume Starting OSCSA [oscsa_gw:1.0] Management Console: https://myappliancehost.example.com:32771/. すでに管理コンソールでOSCSA FileSystemを構成している場合は、次のポートを使用してNFS共有にアクセスできます。NFSポート: 32770例: mount -t NFS -o vers=4、port=32770 myApplianceHost.example.com:/OSCSA_filesystem_name/local_mount_point
このサンプル出力において、
- myApplianceHost.example.comはアプライアンスのホスト名です
- 32771は管理コンソールのポート番号です
SSLを有効にしている場合は、httpsを使用していることを確認してください。デフォルトでは、SSLは有効です。
Oracle Cloud Infrastructure Object Storage Classicアカウントのユーザー資格証明をチェックし、管理コンソールでその情報を更新してください。
Storage Software Applianceが実行中かどうかをチェックします。
oscsa info
アプライアンスが実行中でない場合は、アプライアンスを起動します。
oscsa up
管理コンソールのポート番号とNFSポート番号をノートに記録します。
アプライアンスがそのホストのdocker上で実行中かどうかをチェックします。
NFSプロトコルが実行中かどうかを確認します。
sudo systemctl enable nfs-server
oscsa infoの出力に含まれるNFSのポート番号がNFSクライアントとの接続に使用しているポートと一致しているかどうかをチェックします。
Storage Software Appliance関連のサポートをご希望の場合は、通常のOracleサポート・チャネルにお問い合せください。