OCIキャッシュに関するFAQ

FAQのトピック

一般トピック

OCI Cacheとは何ですか?

OCI Cache は、ValkeyおよびRedisを使用した高性能なインメモリ型キー/値ストアサービスで、データへの高速アクセスを通じてパフォーマンスを向上させます。データベースにおけるディスク操作を行う代わりに、メモリ上のデータを読み取ることで、ディスクリソースへの負荷を軽減し、データ取得の速度を大幅に向上させます。

主なユースケースは何ですか?

OCI Cacheは、ECサイト、金融サービス、リアルタイムデータ分析、ライドシェアやフードデリバリー、そしてゲームアプリケーションなど、スピーディーでリアルタイムなデータ提供が求められるさまざまな用途に最適です。また、MySQLやPostgreSQLなどの一般的なデータベースともシームレスに連携できるため、ユーザーは自身のニーズに合ったデータベースを自由に選択しながら、高いパフォーマンスを実現できます。

OCI Cacheで提供されるValkeyおよびRedisのバージョンは?

現在、OCI CacheはValkeyバージョン7.2をサポートしています。今後はさらに多くのバージョンを提供し、アップグレードにも対応していく予定です。OCI CacheはRedisバージョン7.0.5にも対応しています。

OCI Cacheにおいてオラクルが管理する項目は?

OCI Cacheの運用はオラクルによって大幅に簡素化されています。クラスタの作成から、可用性ドメインやフォルトドメインなどでの高可用性の確保、自動フェイルオーバーの管理、さらにOSのパッチ適用やセキュリティ更新、リソースの拡張まで、管理作業の多くが自動化されています。

構成

フレキシブル・メモリ・シェイプとは何ですか?

OCI Cacheでは、柔軟なメモリ構成が可能です。クラスターの各ノードに対して、必要なメモリ量を正確に指定できるため、他のソリューションのようにメモリを過剰に割り当てる必要がありません。離散的なメモリ値をサポートしており、リソースの無駄を防ぐことができます。さらに、1ノードあたり最大500GBのメモリまで対応しており、クラスタをリアルタイムでスケーリングできます。

プロビジョニングできるノードの数を教えてください。

ノードの数については、非シャーディング構成では1クラスタあたり最大5ノードまで構成でき、最適なレプリケーションと高可用性を実現します。また、テナンシ全体では最大40ノードまで利用可能です。シャード・クラスタの場合、シャード当たり最大100個のシャードおよび最大5個のノードをプロビジョニングできます。

詳細

モニタリングとメトリックについてご説明ください。

OCI Cacheは、標準のOCIツールを通じて包括的な監視とメトリックを提供します。クラスタの健全性とパフォーマンスを追跡し、CPUおよびメモリの使用率を監視し、プロアクティブなスケーリングの決定のためにアラームと通知を設定できます。

サービスのコンプライアンス状況について教えてください。

はい。OCI Cacheは、FIPS、PCI、HIPAA、GDPR、SOC、ISOを含む、OCIのすべての基本的なコンプライアンスプログラムに準拠しています。